生と死

2020年11月24日
生きることへのみなぎる喜びが確かであれば、
死にゆく運命も、過ぎ去りゆく思い出の切なさも、
真正面から受け止めることができる。
生き甲斐を見据えることで、
人はいかなる時も命の可能性を存分に発揮する。
うじうじしていても死にゆく運命。
人生を完全燃焼させることこそ存在者の意義。
横着せず、横柄な高望みもせず、
ただひたすらちっぽけな身をありのままに立て、
与えられた使命を慎ましくも愚直に全うする。
神に出会うことが容易ではなかったとしても、
死は見逃しようのない絶対的な真理を担う。
もはや死こそが、
人を人足らしめる行動の指針となる。
家族構成が如何様に変遷しようとも、
社会的立場が目まぐるしく変化しても、
死にゆくという運命が変わることはなく、
まただからこそ自己の判別基準を見失うことはない。

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