2012年3月25日 (大学生活における束の間の週末、飲み屋にて)
これまでほとんど生じることのなかった将来への不安が、
柄にもなく、今まさに胸中に存在していることに気づいた。
もちろん、自分の音楽を通してこの世界で成功を収める自信は十分あるのだが、
もし思うような成功に至らなかった場合、
果たしてその後もこの異国の地で人生を歩み続けられるだろうか、
自身の今後、死に至るまでの全生涯に対して、そんな言い知れぬ不安が生じている。
いや、むしろ自分個人の問題ではなく、この段階、年齢に至っては、
どこに住んでいようと、何をしていようとそういった不安が生じるものなのかもしれない。
誰もがこの時に、自分の人生と真正面から向き合わなければならないのかもしれない。
人生に絶望する“弱虫”は死を選ぶ。
いつ、何時も自分らしさを失ってはならない。
逃げ出したくなるほどの不安が生じるのは、そこに欲求が不足しているからに他ならない。
自分を保つのに必死で、前へ進もうという意志へとつながっていない。
欲することに恐れを抱いてはいけない。
いよいよ他人からの評価に目を向けなければならない段階に及んでいる。
「責任」というこれまでほとんど背負うことのなかったプレッシャーに対して、
新たな対処法を模索しつつ、自分らしさを貫いていこう。